Child, Adolescent, Knowledge & Enhance (CAKE)
コラム
メンバーの研究紹介や実践報告、学会や研修会などでの活動報告などを掲載しています。最新の研究成果についても随時更新していますので、ぜひご覧ください。
2025年7月31日
受賞コメント(高士真奈:桜美林大学)
発表タイトル:集団ストレスマネジメント教育プログラムの実施者の違いが介入効果に及ぼす効果―学習指導要領にストレスマネジメント教育が盛り込まれることを期待して―
2025年6月7日(土)、名古屋で開催された日本ストレスマネジメント学会第23回学術大会にて、「集団ストレスマネジメント教育プログラムの実施者の違いが介入効果に及ぼす効果―学習指導要領にストレスマネジメント教育が盛り込まれることを期待して―」というテーマでポスター発表を行い、優秀発表賞をいただきました。
本研究は、認知再構成法に基づくストレスマネジメント教育プログラムを高校生に実施し、指導者の経験の違いが効果にどのように影響するかを検証したものです。結果として、理論的な裏付けのあるプログラムを用いれば、経験の有無にかかわらず一定の効果が得られる可能性が示されました。
実施にあたっては、保健体育の授業のなかで教科書に記載された「精神疾患の予防」の内容も活用し、生徒にとってわかりやすく、学校生活や日常生活に結びつけやすい形で構成しました。加えて、保健体育教諭との事前の打ち合わせを通じて、授業との整合性も重視しました。現在、青少年のメンタルヘルス問題が深刻化している一方で、学習指導要領にストレスマネジメント教育が体系的に位置づけられていないのが現状です。本研究は、現場の先生方でも扱いやすいプログラムの有効性を示すものであり、今後の普及に向けた基盤の一つになればと考えています。
今後も臨床心理学と教育現場をつなぐ実践的研究に取り組み、すべての子どもたちのよりよい環境づくりに貢献していきたいと思います。
(高士真奈)
2025年7月17日
メンバーの研究紹介(松原耕平:聖泉大学)
博士論文:学校ベースの子どもの抑うつ予防プログラム
学校でお仕事をされている方や、小・中学生のお子さんがいる方の中には、「最近、この子、元気がないな…」「なんだかイライラしているな」と感じることはありませんか?もしかすると、それは「うつ気分」が関係しているかもしれません。
私(松原)の研究では、子どもたちのうつ気分を『学校の取り組み』で改善し、予防する方法に取り組んできました。子どものうつ気分は、人間関係のつまずきや、ネガティブな考えが頭から離れないことが原因になることがあります。
そこで開発されたのが「フェニックスタイム」です。フェニックスタイムでは、自分からあたたかい言葉を使うことでポジティブな体験を増やしたり、ネガティブな思考とは違う考え方を見つけたりする練習をします。実際に、研究では、小学校高学年のうつ気分を軽減し、中学校に進学した後もその効果が続くことが実証されています。
子どものうつ気分は、大人からは気づきにくいこともあります。そのため、見逃されてしまうことも少なくありません。また、子どものうつ気分には「イライラ」も含まれることがあり、毎日イライラして攻撃的になっている子が、実はうつ気分によって苦しんでいることもあります。
もし、身近に気になるお子さんがいたら、「もしかして、うつ気分のサインかも?」と少しだけ心に留めてみてください。小さな気づきが、子どもたちの心を軽くするきっかけになるかもしれません。フェニックスタイムにご興味がございましたら、ぜひお問い合わせください。
(松原耕平)
【関連文献】
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松原耕平・佐藤寛・石川信一・髙橋高人・佐藤正二 (2015). 子どものためのユニバーサル抑うつ予防プログラムの媒介変数の検討 認知療法研究,8(2),249-257.
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松原耕平・福満恵里子・佐藤寛・石川信一・佐藤正二 (2017). 小学校におけるユニバーサル抑うつ予防プログラムの維持効果:中学校進学後のフォローアップ 認知療法研究,10(2) ,181-193.
2025年6月9日
メンバーの研究紹介(福山裕三郎:関西学院大学)
学術論文:子どもの攻撃行動とCallous-Unemotional (CU) 特性の関連に対する親の養育行動の調整効果
暴言や暴力といった攻撃行動は、学校や家庭といった日常のあらゆる場面で問題を引き起こし、いじめや非行などの深刻な社会問題にもつながりかねません。私はこうした「子どもの攻撃行動」を主な研究テーマとし、その背景にある心理的特性や親の関わり方に注目しています。その中でも、児童・思春期に見られる冷淡で非情緒的な気質である「CU (Callous-Unemotional) 特性」というものに焦点を当てています。CU特性は攻撃行動との関連が指摘されており、早期からの理解と支援が求められています。
私の研究では、小学1年生から中学3年生の子どもをもつ保護者約1800名に調査を行い、子どもの攻撃行動とCU特性、さらに親の養育行動との関連を分析しました。その結果、CU特性が高いほど攻撃行動の頻度も高まる傾向が見られましたが、親がほめたりご褒美を与えたりする肯定的な養育行動は、この関係を弱める可能性があることが分かりました。逆に、厳しい叱責や体罰などの否定的な養育行動は、攻撃行動のリスクを高めうることが示されました。
この結果から、CU特性の高い子どもの攻撃行動の改善には、その子を育てる親にも寄り添うサポートも重要であることを示しています。ペアレント・トレーニングなどの親支援を拡充することが、子どもと親のメンタルヘルスの向上に繋がると考えております。今後も子どもとその家族、さまざまな人が幸福に暮らせる社会を目指して研究を続けていきたいと考えています。
(福山裕三郎)
【関連文献】
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福山 裕三郎・岸田 広平 (印刷中). 子どもの攻撃行動とCallous-Unemotional (CU) 特性の関連に対する親の養育行動の調整効果,学校メンタルヘルス.
2025年5月13日
メンバーの研究紹介(杉山智風:岩手大学)
博士論文:高校生を対象とした認知行動療法に基づく集団ストレスマネジメントの効果の検討
「予防」を目的とした心理的支援や取り組みは、学校現場でさまざまな広がりをみせています。最近では、不登校やいじめ、自殺といった子どもたちの問題が増えてきており(文部科学省,2023など)、人生のより早い段階で予防的に働きかけるための心理的支援が、とても大切になっています。ただし、「予防」の効果を確かめるのは、実は簡単ではありません。たとえば、心理的支援を受けた子どもが、抑うつ(気持ちの落ち込みによる活動等への支障)が健康的なレベルを保ったままであったとしても、それが本当に心理的支援のおかげなのか、それとも別の理由や偶然だったのか、はっきりとは分からないという難しさがあります。
そこで、私の博士論文では、高校生を対象に抑うつ予防を目的としたストレスマネジメントを行うに際して、高校生のどのような考え(認知)や対処方略(ストレスコーピング)が抑うつに影響しているのかを明らかにしたうえで、それらが効果的に変化したのかを検討することで、支援の有効性を確認する方法をとりました。
本当は、数年後や数十年後に「その後も元気に過ごしているか?」を確認できると理想的です。ですが、今の日本では、そのような長期間で大規模な調査を行うのは、なかなか難しいのが現実です。また、そうした調査をしている間にも子どもたちは成長して、大人になっていくと考えられます。だからこそ、短い期間でもしっかりとしたデータを集めながら、子どもたち自身がストレスと上手に付き合える力を身につけることができるストレスマネジメントや心理的支援の確立を目指して、これからも研究し、実践を広めていきたいと思っています!
(杉山智風)
【関連文献】
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杉山智風・藤野佳奈・土屋さとみ・髙田久美子・小関俊祐(2023).援助要請に関する心理教育およびマインドフルネスヨーガ瞑想法が高校生の援助要請行動と抑うつに及ぼす効果―「SOSの出し方に関する教育」の取り組みの一環として― ストレスマネジメント研究,19巻1号,32-44.
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杉山智風・髙田久美子・伊藤大輔・大谷哲弘・高橋史・石川利江・小関俊祐(2022).高校生を対象とした問題解決訓練における抑うつ低減効果の検討―活性化と回避の機能的変容に焦点を当てて― 認知行動療法研究,48巻3号,285-295.
2025年4月22日
学会での活動報告(木原陽子:同志社大学大学院心理学研究科)
日本認知・行動療法学会 第50回大会 自主企画シンポジウム:発達障害に対する周囲のスティグマ改善のための認知・行動面へのアプローチについて
近年、障害がある人の報告者数は学校や会社など、あらゆる場所で増えており、障害がある人とそうでない人が共生する場面も増えてきました。法的には2024年に合理的配慮が義務化され、障害がある人との適切な関わり方について、社会的にも注目されています。一方で、共生を目指す上で障壁となるスティグマ(偏見や差別など)も根強く存在し、対象者の学習・雇用機会の制限やメンタルヘルスへの悪影響など、さまざまな問題に関連しています。
今回のシンポジウムでは、障害の中でも発達障害に焦点を当て、周囲のスティグマ軽減のためにどんなアプローチが可能か、議論しました。
まず、谷口あや先生(三重大学)に知識や診断ラベルがスティグマに及ぼす影響についてお話いただきました。発達障害には自閉スペクトラム症、注意欠如多動症など複数の障害が含まれており、その症状は多様です。日本では、〝発達障害〟と包括的なラベルで呼ばれることも多いですが、この包括的なラベルが周囲の人たちのスティグマに及ぼす影響も踏まえて、検討を進める必要があると考えられます。
続いて、鳥居深雪先生(神戸大学)から教育現場でのご研究についてお話いただきました。指導を受けている教員が発達障害がある人やその周囲に対してどんな態度をとったかが、児童・生徒のその後のスティグマに大きく影響するとのご報告でした。また、研究者が尋ねると出てこないような本音の部分が、高校生同士で議論をしてもらうことで出てくるなど、社会的望ましさによる影響を受けやすい当該分野における、研究方法の工夫についても大変勉強になりました。
そして、私、木原からは感覚特性に関する擬似体験介入の効果について発表いたしました。体験を伴う介入を行うことで、意識だけでない、行動にまでスティグマ軽減の効果を広げられる可能性についてお話しました。
私自身としては、初の学会での口頭発表でしたが、共に企画くださった津田菜摘先生(カウンセリングセンターきょうと)、指定討論いただいた山口創生先生(国立精神・神経医療研究センター)、その他、発表に協力くださった先生方のお力添えにより、大変有意義な時間となりました。当日は、想像以上の多くの先生方や学生の皆様にご参加いただき、ご意見や応援の言葉をいただけたことも、とても嬉しかったです。
スティグマの研究は、建前文化が強い日本では特に、真相の把握が難しいですが、障害がある人も、その周囲の人も、生きやすい社会を目指して、日々、研究を進めています!
(木原陽子)
2025年4月11日
メンバーの研究紹介(川﨑紗和子:同志社大学大学院心理学研究科)
学術論文:COVID-19の影響下における児童青年のメンタルヘルスについての縦断調査
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの暮らしを大きく変えました。外出の自粛、オンライン授業、テレワークなど、これまで当たり前にあった人とのつながりが突然断たれ、家庭での時間が大幅に増えました。そんな中、子どもや親のメンタルヘルスへの影響が、多く報告されるようになりました。近年の研究では、親と子どものメンタルヘルスは互いに影響しあっていることがわかってきています。たとえば、親が強いストレスを抱えていると、子どもも不安や落ち込みを感じやすくなり、逆に子どもが不調であれば、親のストレスや不安も高まるといった連鎖です。
私たちは、こうした親子のメンタルヘルスのつながりに注目し、コロナ禍の日本全国の親子を対象に、2回のアンケート調査を行いました。1回目は第3波の前期(緊急事態宣言前)、2回目は第6波の中期(まん延防止等重点措置中)に実施しました。
調査の結果、親と子どものメンタルヘルスには短期的な相互作用があることがわかりました。つまり、同じ時期に親がストレスを感じていれば子どもも不安を感じやすく、子どもが不安定であれば親もストレスを抱えやすいという関係です。ただし、長い目で見たときの相互作用は確認されませんでした。親子のメンタルヘルスの連動は、その時その時の生活状況に強く影響されるものだと考えられます。また、見逃せない結果として,社会活動が少しずつ再開していく中でも、子どもたちの不安や抑うつ傾向は回復せず、むしろ悪化していることが示されました。
コロナ禍という特別な状況は過ぎつつありますが、子どもたちの心の中には、まだその“あと”が残っているかもしれません。そして、その子どもたちを支えるには、親のこころのケアも欠かせません。親子のメンタルヘルスはつながっているからこそ、「親も子も安心できる」支援の提供を広げていきたいと考えております。
(川﨑紗和子)
【関連文献】
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川﨑 紗和子・木原 陽子・津田 征海・岸田 広平・松原 耕平・石川 信一 (2025). COVID-19の影響下における児童青年のメンタルヘルスについての縦断調査 同志社心理, 71, 1-11.
2025年4月4日
メンバーの研究紹介(波光涼風:広島大学)
博士論文:注射恐怖に向き合う―心理学の視点から
「注射が怖い」と感じることは,決して珍しいことではありません。注射が好きな人もいるでしょうが,たいていの人は普通か,まあ嫌だけど処置を受けることができるでしょう。しかし,中には強い不安や恐怖を感じたり,気分が悪くなったりする人もいます。それは子どもだけでなく,大人であってもです。このように注射処置に対して強い不安や恐怖を感じる症状を「注射恐怖」と言います。
私は,医療を受ける子どもの支援に興味があり,注射恐怖のテーマにたどり着きました。つらい治療や処置をしなければならないのであれば,“しょうがない”で済ませるのではなく,心理的な苦痛が少しでも軽減されるような支援を広めたいと思って,このテーマに取り組んでいます(※私は,注射は怖くありません)。海外ではメジャーな注射恐怖ですが,日本ではあまり馴染みがなく,未開拓の領域でした。そこで博士論文では,注射恐怖研究の基盤を整備するため,最初に注射恐怖尺度の開発に取り組みました。そして実態調査を行ったところ日本の大学生の約30%が注射恐怖であることが明らかとなりました。そこから,注射恐怖に影響する要因を調べたり,注射恐怖に対する心理的なアプローチについて実験的に検討しました。
まだまだ発展途上で普及には程遠いですが,いつか,病院で大声で泣く子どもやじっと我慢して耐えている大人が少しでも減ることを願って研究を進めています。そのためにも,まずはこのコラムを読んでくださった皆さん,お子さんを怒るときは「言うこと聞かないなら,病院で注射打ってもらうよ!」なんて叱り方はしないでくださいね。
(波光涼風)
【関連文献】
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Hako, S., Kambara, K., & Ogata, A. (2022). The development and validation of the multidimensional fear-of-injection scale. Health Psychology and Behavioral Medicine, 10(1), 806–817. https://doi.org/10.1080/21642850.2022.2116328
2025年3月28日
メンバーの研究紹介(岸田広平:関西学院大学)
博士論文:児童の不安症と抑うつ障害に対する診断横断的介入
近年、不登校の増加が大きな社会問題となっています。その背景にはさまざまな要因がありますが、特に不安や抑うつといったメンタルヘルスの問題が、不登校の一因として指摘されています。これまで、子どもの不安症や抑うつ症に対しては、それぞれの問題に応じた別々の介入方法に関する研究知見が積み重ねられてきました。しかし、実際の現場では、不安と抑うつが同時に見られるケースも多く、そうした子どもたちに適した支援を提供することが難しいという課題がありました。
私の博士論文では、不安症や抑うつ症など、複数の問題を抱える子どもたちに対応できる認知行動療法プログラム「にげチャレ教室」を開発し、その実施可能性や効果について検討しました。このプログラムでは、回避行動を減らし、楽しい活動を増やし、不安の反応を和らげることを目指した支援を行います。また、できるだけ取り組みやすいよう、個別対応で全6回の短期間で実施できるよう設計しました。にげチャレ教室では、にげてしまって困っているキャラクター「にげチャレンジャー」を使って、子どもたちが回避行動のパターンを見つけやすいように手助けします。
研究の結果、「にげチャレ教室」に参加したすべての子どもたちが最後まで取り組むことができ、不安や抑うつによる生活上の困難さが改善されたことが確認されました。また、不安や抑うつの症状そのものにも良い変化が見られ、回避行動の減少や楽しい活動の増加、不安の反応が和らぐといった効果も確認されました。これらの結果から、「にげチャレ教室」は、不安や抑うつを抱える子どもたちへの支援として、実施の可能性や効果が期待できることが示されました。
日本では、不登校の増加とともに、不安症や抑うつ症に悩む子どもたちへの支援の重要性がますます高まっています。しかし、そのような子どもたちに実証的な心理支援を提供できる環境は、まだ十分に整っているとは言えません。これからも、専門家や現場の先生方と協力しながら、より多くの子どもたちが安心して過ごせるような支援を広げていきたいと考えています。
(岸田広平)
【関連文献】
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Kishida, K., Ishikawa, S., Ubara, A., Abe, N., & Arai, H. (2022). Transdiagnostic Behavioural Intervention for Children with Anxiety and Depressive Disorders: A Feasibility Study. Behaviour Change, 39, 235-246.
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岸田 広平 (2022). 子どもの不安症と抑うつ障害に対する診断横断的介入. 風間書房.
2024年9月23日
日本認知・行動療法学会 第50回大会自主シンポジウム(学校現場における認知行動療法を活用した予防的支援ー現場で直面する様々な障壁を乗り越えるヒントー)
パシフィコ横浜で開催された日本認知・行動療法学会第50回大会において、自主企画シンポジウムを開催しました。本シンポジウムでは、学校現場で認知行動療法を活用した予防的支援に取り組んでいる研究会メンバーが、それぞれの実践を発表しました。具体的には、科学的な有効性検証のための研究の進め方、学校の現状に適応させたプログラムの活用法、そして学校現場のニーズを踏まえた柔軟な心理的支援の提供方法などについて紹介しました。また、各自が直面した課題と、それを克服するための工夫やノウハウについても共有しました。
松原耕平先生(聖泉大学)は、学校現場での抑うつ予防プログラムの適用とその難しさについて話題提供を行い、教育現場での認知行動療法プログラム導入に関する課題や、その解決策について議論を深めました。波光涼風先生(広島大学)は、中学生・高校生を対象とした抑うつ予防プログラム「MIRaESプログラム」の実践と、その中で見えてきた課題について紹介し、時間や人員に制約がある中でどのように支援を行ってきたかを共有しました。杉山智風先生(京都橘大学)は、認知行動療法を活用したストレスマネジメントの実践例を紹介し、学業によるストレスへの介入方法や、現場で直面した課題への対応策について詳しく説明しました。
最後に、高橋史先生(信州大学)が指定討論を行い、予防的支援を実施・継続する上での課題と、それを取り巻く環境の理解の重要性について論じました。活発な議論が交わされ、実践現場での課題解決に向けた多くの視点が共有されました。今後も研究会として、実践者や研究者のネットワークを活かし、より効果的な支援方法の検討を進めていきたいと考えています。当日は多くの先生方や学生の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。
(CAKEの会)
